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XZ-1は本当に「買い」なのか?

 投稿者:御茶目菜子  投稿日:2011年 1月26日(水)14時08分53秒
  通報 編集済
  オリンパスの高級コンデジ「XZ-1」の発売前レビューが行われたにょ。
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1101/25/news018.html
すでに海外サイトではレビューが行われているけど国内サイトでは初めてなので採り上げて
みることにするにょ。
高級コンデジはかつてデジカメが高価であり、デジタル一眼というものが個人の手の届く
金額ではなかったような時代においてはかなり有用な選択肢の1つだったにょ。
しかし、デジタル一眼が個人で買える金額になり、最近ではエントリー向けは実売5万円を
切って販売されており、「デジタル一眼は大きく重い」という人向けにはコンパクトな
ミラーレスメラも多く登場しているにょ。
そして、コンデジは低価格化が進み主要製品は実売1万円台となっているにょ。
そんな中、高級コンデジはミラーレスカメラよりも携帯性に優れ一般的なコンデジよりも
画質に優れた上で価格面に納得できる人向けというかなりニッチな市場となっているにょ。
とはいえ、1月17日にも書いたようにその存在意義が無いわけではないのでやはり価格と
性能のバランス次第といえるためこういうレビューが重要となってくるにょ。

では実際の作例を見てみるにょ。(ITmediaは画像への直リンクができないためいつもの
ように直リンクをしてそれを解説するという方法はできない)
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1101/25/news018_3.html
作例を見る限りではデジタル一眼並かというとそこまではすごくはないにょ。
とはいえ、コンデジであるという偏見が入っているため1000万画素のデジタル一眼で撮影
されたものの中にXZ-1で撮ったものをランダムに混ぜられて容易に判別できるかと
言われたらそれは難しいのではないかと思われるにょ。
昨今の高画素化が進んだコンデジにおいては等倍鑑賞した場合には見るに耐えられない
ようなものばかりであり、高画素化は弊害しかないにょ。
私は1000万画素のTX1(2009年発売機種)を使っているのだけど等倍では見るに耐えられない
ために300万画素モードを常用しているくらいにょ。(それに加えてコンデジでは記録用
写真がメインとなっているため300万画素あれば十分というのもある)

その点、XZ-1はコンデジとして考えるならば極めて良好な画質といえるにょ。
やはり、換算28-112mmの4倍光学ズームを搭載しながら開放F値が1.8-2.4と明るいことも
魅力だけど開放では使い物にならない画質であればこの前提が崩れてしまうにょ。
しかし、作例を見る限りでは開放であってもそこそこ解像しておりこのXZ-1に搭載されて
いるレンズの性能の高さが分かるにょ。

センサーサイズが小さなコンデジは高感度では不利になるにょ。
昨今はAPS-CであればISO3200は(私の主観判断において)常用出来るレベルのものが多く
フォーサーズセンサー搭載機でもE-PL1はISO1600が常用できるレベルとなっているにょ。
それに対して一般的なコンデジは一眼よりも甘い基準で考えてもISO400が常用できるか
どうかというレベルであり、XZ-1はそれよりも1.5倍の面積を持つ(コンデジとしては)
大型のセンサーに加えて1000万画素に抑えているということでISO800あたりまでは何とか
常用できそうなレベルにょ。
ISO1600になるとノイズがかなり増えるけどこれくらいであれば2Lサイズにはまだ十分
使えそうにょ。
ISO3200になるとディティールが失われ彩度も低くなり非常用レベルになり、ISO6400は
できれば使いたくはないレベルと感じるにょ。
とはいえ、キヤノンの画素混合によるローライトモードのようなものを使用せずにフル
画素でここまでの高感度画質というのはコンデジの中ではトップレベルだと思われるにょ。

暗所性能においてはレンズの明るさも重要なファクターとなるにょ。
レンズのF値が1段分明るいというのは1段分高感度に強いのと同じだからね。
フォーサーズの標準ズームと比べて2段分明るいレンズを搭載しているXZ-1はそれと比べると
暗所性能は確かに1~2段分劣っているけど十分相殺可能であるといえるにょ。
もっともフォーサーズで明るい単焦点レンズを使ったら相殺は不可能であるためあくまで
標準ズームを使用時と比べてというだけの話となるけどね。

センサーサイズが小さいことは暗所性能において不利になるけどマクロ撮影では有利に
なるにょ。
E-PL1sレンズセットに付属している標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6II」は
最短撮影距離25cmで最大撮影倍率0.19となっているにょ。
その点コンデジのマクロ機能だと最短撮影距離は5cm以下が当たり前であり、XZ-1でも
1cmまで寄れるにょ。(ただし、一般的には広角側でしかそこまで寄れないけどニコンの
場合は中望遠域でマクロが可能だし私がかつて使っていたミノルタのX20はズーム全域で
公称10cm、実測4cmのマクロが可能だった)
ただし、ここで注意すべきなのは最短撮影距離の基準点が異なるということにょ。
レンズ固定式のコンデジの場合はレンズの先端部分からの距離であり、レンズ交換式の
カメラの場合はセンサーのある位置からの距離だからね。
仮にセンサーからレンズ先端まで10cmあれば最短撮影距離が19cmでもコンデジ基準だと
9cmになるというわけにょ。
したがって、ここで重要なのは距離ではなく倍率にょ。

マクロにおける撮影倍率というのはセンサー面に程度のサイズで投影されるのかという
ことを示しているけどコンデジの場合は近くまで寄れてもそこまで倍率は上がらないにょ。
しかし、センサーサイズが小さいため35mmカメラ換算の倍率で計算すると高い撮影倍率で
撮影が可能になるにょ。(35mmフルサイズセンサーは短辺24mmであるため直径20mmの
1円玉を画面一杯に撮せたら等倍以上といえる)
1cmマクロが可能なコンデジであればほとんどの機種で1円玉が画面から溢れるレベルの
サイズで撮影できるため35mmカメラ換算だと等倍以上の超マクロで撮影が可能になるにょ。
さすがに望遠側だとそこまで寄れないけどXZ-1は換算112mmで30cmまで寄れるのであれば
かなりアップで撮影可能になるにょ。
小さなセンサーではボケが小さい(=被写界深度が深い)のだけどそれはレンズが明るい
場合は相殺されるしマクロ時は被写界深度が浅くなるためコンデジであっても背景を
大きくぼかすことが可能になるにょ。
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1101/25/news018_4.html

安価なミラーレスカメラは入門機的な位置づけであるためオート専用機という意味合いが
強い(NEX-3/NEX-5では得にそれが顕著)けれどこのような高級コンデジはマニア層が
ターゲットとなっているため操作性に優れた機種も多いにょ。
XZ-1もS95のように背面ダイヤルとレンズ側にあるリング型のダイヤルがありそれを併用
して操作可能だからね。
ダイヤルよりもタッチパネルの方がコスト安くでウケがいいのか低価格化によってダイヤル
とか物理的なボタンが減らされる傾向にあるにょ。
そういう面からするとやはり操作性を重視するために高級コンデジを選択するというのは
ありだと思うにょ。
高級コンデジをオート専用として使うならばせっかくのそういった要素も宝の持ち腐れと
なってしまうけどね。

XZ-1がいくらコンデジの中では優れていても今時コンデジで5万円台となると高価なのは
否めないにょ。
それならば同じように直感操作が可能で画質的も近いレベルにあるS95を買うという選択肢も
あるにょ。
3.8倍ズームでレンズがF2.0-4.9というわけで望遠側はXZ-1と比べて2段分暗いものの
価格は3万円台であるため安いにょ。(レンズが暗い分だけサイズもコンパクトだし)
まぁXZ-1も売れ残っていれば1年後には3万円くらいで買えるようになるだろうから3万円の
価値しかないというならば1年待つというのもありだと思うにょ。
ただ、1年後には新機種が登場したら今度はそっちが欲しくなるというジレンマがあるし
予想以上に売れなかったら後継機種も出ずにそのまま市場から消えて1年経たずに店頭
入手ができなくなるという可能性もあるけどね。
 
 
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